丸亀うちわ

2011年11月12日 05:58



人類は古代から 夏の暑さを少しでも和らげる為に
手で扇いで風を起こす道具を考えました。
最も古いうちわの例は、古代中国の記録や古代エジプトの壁画に登場します。
わが国でも そのような形状の一番古い例は、弥生、古墳時代より出土する木製品に見られます。

その後、形態や材質は時代によって変化し
骨と紙を素材とする現在のうちわの原型となったのは 室町時代末頃といわれています。
それから500年 今もなお花火大会など夏の風情を楽しむ日本の生活道具、
また広告・販促、記念品の媒体として 衰えることなく私たちの生活に密着していますね。

日本には13のうちわ産地がありますが 
今や年間生産数約8000万本で 日本の90パーセントを作っている香川県丸亀市の丸亀うちわを紹介します。

丸亀うちわは 江戸時代、寛永年間の頃、渋うちわに「金」の文字印を入れて、
金刀比羅宮参りの土産として作られたのが始まりとされています。
天明年間の頃に丸亀藩士の内職として広まりました。

明治中頃には、丸亀団扇組合が結成され、代表的な地場産業に発展しました。
経済産業大臣指定の伝統工芸品にもなっています。

丸亀市内には うちわに関する博物館が2館あります。



丸亀城内にあるのが うちわ工房竹です。


















丸亀市うちわの港ミュージアムは 郷土のうちわ総合博物館で 1995年丸亀市により開設され、
市から委託を受けた香川県うちわ協同組合連合会が運営しています。入館料が無料なのも嬉しい!。





近世から現代までの多種多彩な丸亀うちわと 製造工程の模型人形や文献を展示しています。



うちわ作りの歴史と製法を紹介しています。



全国の主なうちわも展示、紹介しています。



丸亀うちわが 他産地うちわと違う大きな特徴は、骨と柄が一本の竹で作られている物が多い事です。
その技術は、江戸時代までに既に確立していたと考えられています。
丸亀で「うちわの竹骨」の製造を行い 他のうちわ産地に納めていたたので 正に総元締め的存在、
また丸亀には多くのうちわ職人が居住していたため 
他の産地の要素が 本来の丸亀うちわに包合されているといった感もあります。

エアコンの普及 住環境の近代化で 実用品として使われる機会が減ったうちわ
それでも“夏の風物詩”として生活の至る所で うちわはまだまだ活躍しています。
丸亀うちわに触れて 伝統文化の良さを認識するのも一興だと感じます。





最後に余談ですが.....
“生活の苦労がなく、のんびりと暮らす”ことを左うちわで暮らす と云いますが
左うちわは、一般的に利き手が右手であることから、利き手でない左手でうちわや扇をゆっくりと使う姿は、
あくせく働く必要がなく、ゆったりした生活 を送っているよう見えるため、
「左うちわ」と言うようになったようです。(笑)



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