西鉄特急に乗って

2011年08月29日 05:58



判官贔屓の傾向がある私は JRの攻勢の中で互角に頑張る地方私鉄を声援してしまいます。
私鉄の中でも大手15社に数えられる西鉄、今回はその中でも大牟田線の末端区間の特急を利用してみました。

西鉄は福岡を本拠とする鉄道会社で 大牟田線、大宰府線、甘木線 貝塚線などを有します。
鉄道線の総延長距離こそ短いのですが 
逆に バス部門は日本最大のバス会社と言える路線網を有し 
東京~福岡の最長距離高速バス「はかた号」は知名度もありますね。

首都圏や関西圏の私鉄と異なり福岡市一点吸引型の西鉄、その後背人口の差もあって
「起点駅周辺こそ過密ダイヤで賑やかでも 末端は素寒貧ではないのか」と
変な先入観を持っていました。
柳川観光の機会が出来たので「柳川~大牟田を乗車してみよう」と考えたのです。



西鉄柳川駅にて  水郷柳川の旅日記はおいおい当BlogにUPする所存です。



西鉄特急の看板電車 8000形
1989年からの製造で。国鉄分割民営化により発足したJR九州の営業政策に対抗する事と、
アジア太平洋博覧会(よかトピア)の開催が決定した事などにより、
2000形の代替として製造されました。

シャープな流線型は典型的な私鉄特急車というスピード感を漂わせています。
2ドアで6両と通勤時間帯には使い難そうな一面もありますが 
設備的にはかなりのハイグレード車両で、
これが特急料金や座席指定料金不要で乗車できるのは魅力です。



車内は車端部を除いて転換クロスシートが並びます。
転換させるのが実は結構重いです。
車内放送は自動放送となっています。




特急は全車が福岡天神~大牟田間の運転となっており 30分おきの運転間隔
2008年に最高速度が110km/hとなり これにより福岡天神-大牟田間が58分に短縮され、
1時間を切ることとなりました。



軌間は1435mm JRの新幹線と同じ標準軌であり 
その辺が乗り心地や安定感にも現われているのでしょうか。
ただ柳川以南はローカル色も濃厚で 単線区間も多いです。



筑紫平野を疾走する西鉄特急8000形【動画でお楽しみ頂けます】



福岡県を南北に結ぶ大動脈であり
沿線は福岡、久留米、柳川、大牟田の他 中小都市が連なっており、
福岡市近郊の衛星都市化が進み沿線開発が進みました。
福岡天神~大牟田まで特急で1時間弱ですから 沿線はほぼ福岡市への通勤圏と云えそうです。



電車特急としては九州で最も歴史が古い特急で
旧国鉄時代からJR九州になってからも鹿児島本線とは競合関係にありました。
西鉄は福岡県内の近郊輸送で優位を保ち 昭和58年頃には 
博多駅~大牟田駅を走る国鉄の特急列車「有明」より所要時間を短くするなど積極的な施策も見られました。
(JRになってからは再び逆転され 博多駅~大牟田駅のJR特急が45分と差をつけられていました)
現在は運賃の安さで優位を保ち 福岡都心へ直行出来る事でアドバンテージを持ち続けています。



九州新幹線の全通で 鹿児島本線(在来線)に特急が走らなくなると
京阪神や中京地区のように 新快速が設定されるかと思ったのですが それは無く
西鉄もとりあえず一安堵といった感じでしょうか....。
それでも何か異変が起きるのが世の習い(笑)、
  門司港・小倉~博多~鳥栖→大牟田・荒尾
  門司港・小倉~博多~鳥栖→佐賀
  上記のような新快速が走ると西鉄は手も足も出なくなります
今のうちに対抗策を考えておく必要があるのでは と感じました。



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