最も好きな廃駅舎 旧大社駅

2011年08月08日 05:58



旧国鉄は末期(昭和55年以降)になると 地方の非採算路線鉄道路線の廃止を進めて行きました。
廃止の対象となった線区は 俗に盲腸線と云われる『短区間の行き止まり線区』から進められ
陰陽連絡など どこかで繋がっている線区は比較的難を逃れた感がありました。

中国地方では 若狭線 倉吉線、岩日線、美祢線の大嶺支線、大社線が
国鉄再建法による第3次廃止対象特定地方交通線に選定となり
若狭線は第三セクターの若狭鉄道、岩日線は第三セクターの錦川鉄道に鞍替えし
可部線は可部以北が廃止となりました。

個人的に最も残念だったのが 大社線の廃止でした。
1990年4月1日に廃止となったので もう21年が経ったのですね。

そんな大社線の終着駅が大社駅です(上写真)。
出雲大社正門から南に1㎞(歩いて15分)の位置にあり
この駅舎から北に門前町が拡がっています。

大社駅は出雲大社を模した格調ある純日本風の木造建築で 
大社のお膝元だと誰の目にも感じさせてくれた 素晴らしい駅舎でした。



この旧大社駅舎は大正13年に竣工しました。 
廃止後の駅設備は、最近では主に防犯や事故対策上の理由から速やかに解体撤去される場合が多いのですが
大社町(現出雲市)は大社駅舎を保存して観光施設として活用する事を決めました。

旧大社駅は 廃線後の現在でも営業当時のままで大切に保存されています。
平成16年には国の重要文化財に指定されました。
さらに平成21年には 近代化産業遺産にも認定されています。
あと「日本の建築200選」の駅舎にも選ばれています。

この駅舎と駅の構内は見学することが可能です。



出雲大社の大祭に遣わされる皇室の勅使をもてなすための貴賓室や
駅名標 出雲大社の大鳥居がみえるホームなど当時のままに残されています。
山陰線開通以来走り続けていた蒸気機関車 D51型774号機(本州を昭和49年まで最後に走ったもの) 
がホームに飾られています。

この線区は出雲大社への参宮鉄道的な性格を有し、
東京、大阪からの直通優等列車も乗り入れるなど ローカル線としては一線を画していました。
1980年代まで急行客車列車の「大社」や「だいせん」や、
参詣者の団体臨時列車などが乗り入れたので、ホームは非常に長いのが特徴です。

古き良き大正浪漫を感じる駅。ホームは2面3線ですが
出雲大社の玄関口として立派な駅を.....いう思いが感じられました。
戦前は島根県でも 松江駅と並んで首長格の駅だったのではないでしょうか。



私が大社線を利用して 大社駅に降り立ったのはこれまでに2回だけでしたが
廃止された後でも 車で出雲大社に参拝する事があれば 
今なお 途中で旅情を掻き立ててくれるこの駅に立ち寄ってしまいます。

皆さんのお好きな廃駅は どちらの駅でしょうか?



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