世界一の大杓子

2011年08月02日 05:58



世界遺産の「安芸の宮島」その表参道商店街には 世界一の大杓子が飾られています。


横7.7m 縦2.7m  重さは2.5tもあります
材質は欅です。(樹齢270年・長さ13m)


杓子発祥の地である宮島のシンボルとして まだ伝統工芸の宮島細工を後世に遺す目的で
昭和58年に2年10ヶ月の歳月をかけて制作されました。
ただこの杓子はあまりにも巨大なので展示場所が決まらず
14年間倉庫に収められていたものを 
平成8年12月に 厳島神社が世界遺産に登録されたのと、
宮島本通り商店街が宮島表参道商店街に改名したことを記念して
現在の場所に展示されるようになりました。
 
宮島の杓子の由来は 十八世紀末、修行僧「誓真」が、貧困に喘ぐ島民救済の為に、
厳島神社の参拝客のお土産用として、
夢に現れた弁才天の手にされた琵琶の形をもとに杓子を作り、それを島民に教えたのがきっかけです。

今日一般に使われている撥型の杓子は150年前から作られていますが
幕末から明治前半までは「大黒杓子」という変形の杓子も作られていました。


明治20年代になると山陽鉄道が出来て、瀬戸内の海運網も拡がって、
広島の発展(明治二十七年、国会も開催)とともに、宮島観光客も増え、
「宮島」の焼印を押した杓子が ポピュラーな土産になりました。
さらに問屋を通して販路が拡大し 全国に出荷されるようになると 大量生産も工夫され
宮島杓子は、家庭用品業界の主力商品となり、
「宮島」は日本一有名な杓子の産地となりました。

「御飯を、抄い取る、飯取る」から「敵を飯取る」となり、
「幸運、福運、勝運」を招く縁起の良い物として重宝されるようになりました。

杓子の作り方ですが 専用の鉋で1本1本、全ての面が円滑な曲線になるように
削られて仕上げられます
杓子は様々な大きさがありますが いずれのサイズも作り方は同一です。

宮島の杓子の美点を挙げると
 材質の選び方と技法の巧妙さに優れる
 形の優雅さがある
 臭気がなく飯粒が付きにくい  
      以上の点が優れるようです。

最近は製作工程も大部分が機械化されてはいますが 旧来の手作りを続ける職人もあり
杓子の伝統工芸が今も宮島に息づいているのは嬉しいですね。



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