ベンガラの町・吹屋

2011年07月03日 05:58





吹屋(ふきや)は岡山県高梁市の山あい、標高550mの高梁市成羽町北部に位置する小さな集落です。
5月下旬に岡山県の小さな城下町 高梁市を訪問しましたが
ベンガラ色の味わいのある町並みがあると知り 距離もそう遠くないので
併せて訪問しました。美しい風景を写真に収めてきましたので どうぞご覧下さい。





ここは江戸時代から戦前にかけて日本三大銅山の町として、
さらに江戸時代末期からはベンガラの日本唯一の産地として繁栄した所です。



吹屋はそうした事で 江戸時代後期から隆盛を極めるようになり
ベンガラ色の赤い町並みが形成されるようになりました。
沿道の商家などは 町の旦那衆が石見から宮大工を招いて建てたもので
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。



ベンガラとは 酸化第二鉄を主成分とする赤色顔料です。
吉岡鉱山の捨て石(磁硫鉄鉱)から偶然発見されたもので 
磁硫鉄鉱から取れる緑色の結晶を焼いて精製したものが ベンガラとなります。
陶磁器や建築に多用され 昔は金に匹敵する価値があると重宝されました。



江戸時代中期より銅が産出する町だったので 天領(幕府の領地)となっていました
ベンガラ格子と石州瓦による赤褐色の重厚な商家の町並みは 
高梁の町場からはずいぶんと離れた標高500mの山間に忽然と存在し
昔日の繁栄を偲ぶ事が出来ます。











最盛期には銅山で働く従業員数が1200人にのぼりました。
その為 吹屋は明治半ばには 既に町制を施行していたほどです。
(同じ頃 山口県では赤間関(下関)だけが市、
 萩、山口、岩国、柳井津(柳井)の4つが町 他全部が村でした)
1974年に岡山県の「ふるさと村」に指定され
1977年に岡山県下初の 国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。









鉱山は廃坑となってしまい、ベンガラ造りも途絶えた吹屋の町....、
それでもこの集落は 荒廃に任せるままではなく 
重要伝統的建造物保存地区(国選定)、ふるさと村(岡山県指定)に選定され
町の息吹を今に伝えてくれています。



車2台がようやく擦れ違える幅の道  
その両側 全ての建物の屋根瓦、表の格子、板壁も土壁も すべてベンガラ色。
初めて訪ねた人は「日本にこんな場所があったんだ」と感動する事間違いなし



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