山口県のJR線を満喫する方法 その4

2011年04月10日 05:58

青春18きっぷの使い残り2枚分を ヤフオクで入手して
鉄道ファンの息子と 山口県を鈍行列車で一廻り(日帰り)してみました。
ルートは以下の通りです。
岩国~(岩徳線2221D)~徳山~(山陽本線3323M)~新山口
新山口~(山口線645D(山口から2537D))~益田
益田~(山陰本線1569D(萩から1571D))~長門市~(山陰本線969D)~小串(山陰本線871D)~下関
下関~(山陽・鹿児島本線5173M)~小倉(鹿児島・山陽本線5196M)~下関
下関~(山陽本線572M)~小野田~(小野田線1242M)~宇部新川~(宇部線1862M)~新山口
新山口~(山陽本線3390M)~岩国

最後の、下関~小野田~宇部新川~新山口~岩国をお送りします。



下関駅から電車に乗り込みます。



ロングホイールベースで3扉の113系近郊型直流電車
あらゆる意味で死角のないベーシックな近郊型電車 113系
(こういう列車を自動車に例えると 以前日本を席巻したコロナ、ブルーバードあたりか...)
山陽本線普通列車を下関~小野田まで乗り 小野田で下車



小野田駅



小野田からは小野田線 宇部線など沿岸部をわざわざ廻ってみます。



時刻表を見て調べていくと いい列車はありました。
小野田から小野田線を経由し 居能から宇部線に乗り入れ 新山口まで行く1242M
(宇部新川からは同一列車の列車番号だけが変わって1862Mとなります)
「これを利用すると 2線区が制覇出来るから効率的でイイ!」

電車はクモハ123系で 手荷物・郵便輸送の廃止・縮小に伴って余剰になった荷物電車などを
改造し、電化ローカル線向けに投入した電車です。



【動画でお楽しみ頂けます】 小野田線 小野田~目出

電車はとりたてて静かでもスムーズでもありませんが
小野田、宇部線を過不足無く走らせてくれる印象。

元々は産炭地を結び 工業地帯の輸送が主幹となった軽便鉄道がそのルーツなので 
駅間距離が短く急カーブも多いのです。
鉄輪を軋ませながら電車は走ります。
ワンマンの単行電車でロングシート 車窓を眺めにくいのが難ですが.....。

本線規格ではない為 ロングホイールベースの山陽本線の近郊型電車は乗り入れません。



乗換え無しに 小野田と宇部の核心部を車窓から眺める電車です。
山陽の末端の丘陵地帯、住宅街が窓外に拡がり さほど美しい風景ではありません 

南小野田で途中下車されて セメントの町の歴史を訪ねるなら
 私のメインサイト旅日記 ↓ 「セメントの町 小野田」もご覧下さい。
      http://khimyu.web.fc2.com/onoda.html



小野田線には全国でも珍しい支線が伸びています。
この支線は本山支線(雀田~長門本山)と俗称され
雀田から枝分かれしているもので 以前は日本最古参電車が走っていました。



小野田と宇部の核心部を横断する形で走り
工業地帯への通勤に使用される人も多いのか 乗客は意外と多い。



妻崎開作といえば 宇部と小野田の間にあって 郊外型ロードサイド店が多い辺りですが 
鉄道駅は閑散としています。

 


宇部新川に到着 ここが小野田線&宇部線最大の主要駅。
(昔は 宇部新川駅が宇部駅で 現在の宇部駅は西宇部駅と呼称していた)
かつては南福岡からの近郊型交直流電車が 宇部新川へ乗り入れていたほどです。
売店やみどりの窓口があるのもここだけでは....。

山陽本線沿いの駅前と違って 駅前が都市核になるほどには集中しておらず
ビジネス宿はありますが 繁華街といえるものは駅前にありません
(昔はそれでも賑わったのでしょうが....) 

草江は山口宇部空港の最寄駅 
トランクケースを持った乗客が数名乗ってきましたが
駅にそれっぽい案内は殆ど見られません。

常盤で途中下車されて ときわ公園を訪ねるなら
 私のメインサイト旅日記 ↓ 「宇部・常盤公園」もご覧下さい。
      http://khimyu.web.fc2.com/onoda.html



岐波駅
単線ですので行き違い停車もあります。(対向してきたのは105系電車)
宇部新川から約50分掛かりますが 新山口に到着しました。





“小郡”と呼んでいた時代の昔から 新山口は山口県の交通の要衝。
ここに宿をとれば 山口県内どこへ行くにも便利です。
(岩国、柳井 徳山 防府 山口 萩 長門 宇部 下関)
唯一の難を言えば 県外からの高速バスは新山口に殆ど乗り入れません。



駅の南口を見ると 10万都市と思える駅前風景が拡がります。



新山口からは山陽本線(柳井廻り)で岩国へ帰りました。上写真は柳井駅です。


今回の山口県一周の旅、如何だったでしょうか?
山口一周といいつつも 今回は下記の区間は欠けています。
 山陽本線…小野田~新山口、岩国~大竹
 宇部線…宇部~居能
 小野田線…雀田~長門本山
 美祢線全線…(昨年夏の豪雨災害以来 不通になっている)
 山陰本線の仙崎支線…長門市~仙崎
 山陽新幹線
但し 私は何れも過去に利用した事があるので全て乗っています。

JR踏破好きの方、近くに住んでいる方なら 
 小野田線の本山支線(雀田~長門本山)(以前 日本最古参電車が走っていた)
 山陰本線の仙崎支線(長門市~仙崎)は短い盲腸線ですので 
廃止されないうちに乗っておく事をお薦めします。
美祢線の大嶺支線(南大嶺~大嶺)も10数年前に廃止されましたから.....。



この旅の美点は とても廉価なのに関わらず 貧乏臭くない所。
特急・急行が頻発している区間で 鈍行列車にばかり乗ってると
「お金が無いから乗っている」といった ショボくれた気持になりますが(笑)
山口県の山陰線に乗ってると 積極的に乗っているものと思わせる所がありますね。

いつもクルマで旅をしているという人も 発想を転換して
“まる一日山口県の鈍行列車で廻ってみる”と新発見があるかもしれません。
総走行距離は570.4km。(営業キロ)

岩国~徳山 (岩徳線)    47.1
徳山~新山口(山陽本線)   44.3
新山口~益田(山口線)    93.9
益田~下関(山陰本線)    162.8
下関~小倉(山陽・鹿児島本線)11.8
小倉~下関(山陽・鹿児島本線)11.8
下関~小野田(山陽本線)   40.1
小野田~宇部新川(小野田線) 18.4
宇部新川~新山口(宇部線)  27.1
新山口~岩国(山陽本線)   113.1

(570.2kmを普通運賃で見ると8,720円掛かりますが 18きっぷでは2,300円!)

瀬戸内側と日本海側の車窓を満喫して 写真が撮れて
ブログのネタもこれだけ投下できて 記事を書きまくれるのですから最高です!

鉄道ファン 車窓風景オタクなら 
青春18きっぷを使っての 山口県の鈍行縦断の旅 
格安に楽しめますし 是非お薦めしたいと思います。
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