足立美術館

2011年03月11日 05:58



島根県安来市の 足立美術館を訪ねました。
場所は山陰本線や国道9号線から離れた山間の不便な場所ですが 
人生の中でまたいつか訪ねたい素晴らしい美術館だと思いました。

この美術館は 地元出身の実業家・足立全康氏が1970年に開館したものです。
創設者自ら収集した、横山大観をはじめとする近代日本画と、陶芸、彫刻、蒔絵、童画などのコレクションと
出雲の国の恵まれた自然を借景に、四季折々の表情を醸し出す50,000坪の日本庭園がウリで、
米国の日本庭園専門誌の日本庭園ランキングでは、有名な桂離宮(京都府)を抑え
8年連続で庭園日本一に選ばれています。



昭和時代は知る人ぞ知る美術館だったものが 
現在では 山陰地方の団体観光ツアーで必ず寄る場所になっている足立美術館
広大な日本庭園を中心に 多くの写真で紹介しましょう。



足立美術館の最大の見所 それは面積5万坪に及ぶ広大な日本庭園です。
足立全康氏自らが、目と足で全国から庭石や松の木などを捜してきたという庭園は
「枯山水庭」「白砂青松庭」「苔庭」「池庭」など6つに分かれています。
足を進めるたびに広がる閑雅な風情は、館内の日本画作品とあいまって独自の世界観へエスコート。



庭園は、館内から眺める形となり 熊本水前寺公園と違って庭園の中を歩く訳には参りませんが
庭全体が一枚の美術作品で 訪れる人に「日本の美」を伝え続けています。
借景に人が少なければもっと良いので、平日に行かれることをお薦め。

四季折々にさまざまな表情を醸出する庭園、自然と人工の調和美を満喫できました。 。
足立全康氏は繊維卸業などで財を成した安来市の実業家。
横山大観作品蒐集に注がれた情熱、庭園への徹底したこだわりが素晴らしい。



ロビーより眺める「枯山水庭」。ちょうどガラス窓が絵の額縁の役割を果たし、
まさに巨大な立体画を眺めているかの如き....。
ここはメインスポットのようで 平日であるにも関わらず人が一番多かったです。

特に「白砂青松庭」は横山大観の名作「白沙青松」を日本庭園で細密に表現されており、白砂と松のコントラストがとても印象的です。



大観の水墨画をイメージし、人工で作られた高さ15mの「亀鶴の滝」。

足立美術館の横山大観コレクションは質量ともに世界一の規模で、その数なんと130点。
写真撮影は禁止なので ここでは紹介出来ませんが、
広大な展示室も相俟って ゆったり贅沢に鑑賞することが出来ました。
(庭園内は良いが 美術館内はカメラの持ち込み、撮影は禁止です)

個人的に最も好きな作品は 大観の「紅葉」。
群青に彩られた流水、プラチナ泥のさざなみ、緑の葉を背景に
真紅の紅葉を描き、秋の清冽な自然を表現しています。
足立美術館の大観コレクションの中でも最高最大の作品です。
補色を使って紅葉を浮き立たせる大観の手法を象徴する 素晴らしい逸品は必見!

大観のほかにも、竹内栖鳳、橋本関雪、川合玉堂、上村松園ら近代日本画壇の巨匠の作品
北大路魯山人、河井寛次郎の陶芸、林義雄、鈴木寿雄らの童画、平櫛田中の木彫も収蔵され
いずれも優れた審美眼により集められた美術品ばかり



足立美術館のもう一つの人気の理由は 喜びと感動を味わえる工夫・
細部にまでこだわった演出にもありそうです。

学芸員の説明は  土、日、祝日に
  10時から 日本庭園について
  14時から 横山大観の作品について
各約20分のギャラリートークが行われています。
作品に対する質問があれば その旨を担当箇所の人に伝えれば 学芸員の人を呼んでくれます。



豊かな自然に抱かれ 見ているだけで癒される庭園。



普通のペースで見ていけば3時間で一通り見られると思います。
(最低でも2時間半は欲しいですね)
団体旅行で行くと、殆どのツアーで大体1時間〜1時間半を見学時間に設定しているようです。
日本画や陶芸に興味が無い方でも 庭園には感心される筈です。
中の喫茶店で庭を眺めながらお茶でも飲めば、ツアーにないゆったりした時間が過ごせると思います。

春と秋では展示品の内容も含めてどちらがお勧めか。
私自身の見解としては秋を薦めます。 生の紅葉が庭園で見られ、大観の「紅葉」が楽しめるからです。
あと、山陰の春は時には黄砂などの春霞もあります。
少し冷え込んできて、晴れた秋が 視界もクリアに感じますね。

それにしても 日本の美を全て凝縮しているような美術館で 写真を多数撮影したので、
デジカメの充電池が無くなるのがこの日は早かった(^^)。



私は男性ですが、足立美術館の訪問者は 女性の方が遥かに多い印象を受けました。
誰かと感動を分かち合うのもいいでしょうが、
一人で心穏やかな気持ちで景色を眺めるのも 充実した時を過ごせて 
訪れる価値が十分にあると感じます。

入館料は 大人 ¥2,200ですが それ以上の内容を持った美術館と断言できます。
公立学校が休業日となる土曜日は、小中高生の入館料は無料です。(要学生証提示)

職員や専属庭師の日々の努力、地域のバックアップ、
そして年に4回の展示変え 季節によって庭園色彩などの飽きさせない工夫。
それが 多くのリピーターに愛され 海外の人達にまで感動させる理由だと感じました。
季節ごとに印象が変わると思います 今度は春に行きたいです。

開館時間
4月〜9月 9:00〜17:30 年中無休
10月〜3月 9:00〜17:00

館内見取り図
 http://www.adachi-museum.or.jp/ja/i_kannai.html
喫茶はありますが、レストランはありません。



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