2011年01月31日 05:58

大正12年に日本で初めて温泉熱を利用しワニの飼育を開始した「鬼山地獄」を探訪しました。

こちらのシンボルとなっている建物はマレーシアのサラワク州から移築されたものです。

園内中央には 緑白色の熱水をたたえた池があり 噴気を勢い良く上げています。
泉質はナトリウム-塩化物泉 泉温は約98度です。

隣にイリエワニ、シャムワニ、メガネカイマンなどの約100頭の世界のワニが飼育されています。
それだけに 別名は“ワニ地獄”と呼ばれています。
それぞれの地獄のウリとなるキャラクターが被らないよう 観光開発をしたと思いますが
別府のような地方都市で 大正12年 ワニを飼って熱帯を再現しようという発想....
先見の明があったものだと感じます。

水曜、土曜、日曜にはワニの餌付けも行われるようです。
私が訪問した時はあいにく時間外でした。
時間も決まっているようなので 見たい方は時間を調べて訪問されると良いかも...。

1925年から1996年まで生きた世界最長寿記録を持つワニ「イチロウ」の剥製も
イチロウと名付けたのは 大分県出身の漫画家 富永一朗さんです。

地獄の噴気(温泉熱)を利用し、卵、肉まん、あんまん、とうもろこし、芋なども販売されていました。
ワニに出逢えるこの地獄、小学生のお子さんがいる家族連れにはお薦めしたい所です。



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