長沢池

2010年10月27日 05:58



山口市と防府市の境に位置する 長沢池に立ち寄ってみました。

長沢池は 江戸時代の前期に 時の代官東条九郎右衛門によって造られた
灌漑用に整備された農業用溜池です。



満水面積は30ha、最大水深5.0m。山口市鋳銭司、陶、名田島、
防府市大道付近の水田を潤しています。
周囲約6kmもあり 池と言いながらも湖にも思えることから 
行楽地としても親しまれています。



湖畔に長沢ガーデンというドライブインがあります。
ここにはレストランや売店の他、日帰り温泉浴場や宿泊施設もあり休息に最適です。



簡単なゲームが出来たり 山口県央部のお土産も売っています。

国道2号線(下道)を 岩国から下関まで走ると中間が大体この付近。
多くのドライバーは「やっと山口県の中間に来たか〜!」と思った事でしょう。
高速道路が整備されるずっと前から 
長沢ガーデンが道中の拠点のように営業しており 多くの人の舌を潤していました。
子供の頃、親に連れられて行った秋吉台や下関方面へのドライブの途中に 
よくここで何か食べさせて貰った記憶があります。(ファミレスが無かった頃です)



食事もリーズナブルなものから本格的な膳まで 幅広いキャパで対応
レストランは歴史が長いだけに 釜飯、お刺身、チキン南蛮定食など定評があります。
揚げタコ焼き、ポテト(冷凍物でなく蒸かしたジャガイモを絞り出して揚げている)
もお薦めですね。食事はやはり湖を望める席が良いのでは....。



県央部の目印的な拠点 長沢ガーデン
交通量の多い国道2号線がそばを走っているので賑やかです。
高度経済成長時代にマイカーが普及し始めた頃から 営業を始め
多くのドライバーの往来、そして
モータリゼーションの進歩を見つめ続けて来たのでしょう。
 
昔から変わらずのスタイル(数十年前から同じ建物で内装も昔のまま)で営業されている事と 
温泉もあるので 居心地が昔懐かしい感じで 年配のお客さんも多い気がします。
小洒落た流行店もいいけど 私達オヤジはこうした所も落ち着いてイイ!



温泉は昭和42年のオープンで お湯は単純弱放射能冷鉱泉



宿泊施設も激安価格!



西端の方の湖水の中には 鳥居が立っています。
これは結構珍しい光景なのでは.....。



湖北側に 鋳銭司郷土館や大村益次郎をまつる大村神社などの史跡があり、
風光にも優れていると思います。 ...




鋳銭司郷土館
地名が示す通り ここには奈良時代の和銅元年(708)~平安時代初期にかけて
貨幣を造る役所が置かれていて 和同開珎を鋳造していた遺跡からの出土品が展示されています。
周防鋳銭司跡は昭和48年に国の史跡に指定されました。



大村神社
安芸の宮島から神霊を迎え、池の守りとしてまつったお宮です。
湖内鳥居は宮島になぞらえたものだとか。



今となっては高速道路利用一辺倒で  この付近の国道2号線(下道)を走る機会は少ないのですが
周囲の緑に映える穏やかな湖面を見ると のんびりとした気持になれました。



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