とことこトレイン

2010年07月17日 05:58



山口県岩国市の北部で運転されている 観光用の遊覧鉄道
「とことこトレイン」を紹介します。

この遊覧鉄道(といっても鉄道軌道が敷かれているものではなく ゴムタイヤの車が走るものですが)は、岩国市錦町の錦川鉄道・錦町駅から雙津峡温泉駅までの約6kmを結ぶもので 約40分かけて走っています。


とことこトレイン乗車口のある錦町駅 そして乗車券


錦町駅 (錦川鉄道側)

岩日線は 山陽本線岩国駅と山口線日原駅(島根県)を結ぶ 陰陽連絡線として
工事が始まり 昭和38年には錦町駅まで開通しました。
以北の工事も進められていましたが 旧国鉄の再建の為昭和55年に工事は中断しました。
赤字ローカル線の廃止が進む中 岩日線も廃止が現実味を帯びてしまう中、
地域が存続に向けて尽力し 昭和62年には錦川鉄道が発足しました。

しかし人口希薄な沿線の過疎化は 予想以上に進行。
鉄道存続には観光客誘致が不可欠だとして 「山口きらら博」の遊覧車を譲り受け
建設途上で放置されていた 錦町駅から六日市駅(仮称)へ続く「岩日北線」の
一部を活用して 平成14年から とことこトレインの運行が始められました。
平成15年には地域の人の協力で トンネル内に光る石の壁画での装飾が行われ
県内・近県から観光客が訪れ 年間3万人もが利用する人気スポットとなりました。



とことこトレインの編成は2編成で ガタ君、ゴト君。
当ブログ掲載写真の車輛は古いものですが
2009年以降は 2005年に「愛知万博(愛・地球博)」の会場内を運行した、
電気自動車「グローバルトラム」2編成を譲り受けて運転しています。

運行期間は3月から11月までとなっています。夏休み以外は基本的に土日限定運転 
ペットを一緒に乗車させる事は出来ません。
乗車券は錦町駅での販売で 雙津峡温泉駅では乗車券をお求めになれません。
公式サイトで運転日とダイヤをご確認下さい。 
 http://ww52.tiki.ne.jp/~nishikis/news/news01-1.html







錦町駅を出て最初の長いトンネル きらら夢トンネル内に 光る壁画があります。
壁画には ブラックライトに反応して6色に光る(単に暗いだけでは光らない)
特殊な人工石が使われています。
光る石の壁画の数は約70点 長さは600mに渡って続きます。
壁画は周辺の幼稚園・小学校の生徒や県内の大学生が手掛けました。
このトンネルでは数分間停車するので 写真撮影が出来て中を歩けます。



トンネルを出ると 岩国と益田を結ぶ国道187号線を跨いで
錦川の支流 宇佐川に沿って進みます。
写真左手に 国道187号線の「道の駅ピュアラインにしき」が見えるのが分かりますか?



途中に駅の予定地だった場所には ホームも残っています(上写真参照)。
昭和40年代以降の建設だけに 錦町駅以南に多く見られる急カーブも少なく
もし完成されたら かなりの高速度で走れる軌道になっていたのではないでしょうか...。
(四国の予土線なんか 江川崎以北はのろのろでも江川崎以南は飛ばせますし)



もし岩日線が全線開通していたら「特急おき」の何往復かは
米子発(岩国経由)広島行になっていたかなと妄想しながら乗っていました。
岩日線は そもそも岩国と萩を結ぶ構想だったと云われています。
また産炭地であった旧美川町河山からの輸送需要も念頭に置かれたようです。 


鉄道路盤跡 高架や切り通しも多く贅沢な設計だった事が窺えました。

第1山根トンネルは 中央部に光が届かず湿度が高い事で
コウモリの住処になっている など 案内も行われます。




奥に望める建物が 雙津峡温泉のある錦パレスホテル



美しい宇佐川の流れを車窓から楽しみながら とことこトレイン及び
地域の人たちの大切な交通手段である錦川鉄道 を
皆で利用して守っていきたいものだと感じました。


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