前回のBLOG記事の答え

2010年06月29日 05:58

6/26の前記事のクイズ ここは何処でしょう?
工場地帯のタンクが並んだ光景と 後背の山岳が近い事から推察されたでしょうか?

答えは
山口県玖珂郡和木町です


Googleの空撮写真は 前記事の模型パースの通りですよね。

前記事の模型パースは 和木町蜂ヶ峯公園のインフォメーション棟の2階にある
和木町歴史資料館にあります。





こちらには 四境の役など歴史紹介 海苔養殖など
和木の産業変遷が紹介されています。
意外と この資料館の存在に気付かなかった という人は多いのでは。



山口県玖珂郡和木町は 平成の大合併に流される事なく 独自の町制を保ち続け
玖珂郡では 残存する唯一の「町」となりました。
この理由は 臨海部の石油化学工業群による法人税収で
町が(山口県内他市町村と較べ)富裕であることが挙げられます。

面積も約10平方キロメートルと県内最小で 小、中学校は1校づつ
住宅表示区域も 和木、瀬田、関が浜の3つ。
役場から町内の何処へ行くにも車で10分以内。
あらゆる建設・工事、投資を考えると このような小規模自治体は 
負担の多さや着工順序に苦悩する事も少なく(我田引水的な対立も少なく) 
町民の共通認識、上意下達も得られ易く
道路、上下水道、その他インフラが早いうちに整うわけです。

面積が小さいながらも豊かな地方公共団体
工業のジャンルこそ異なりますが 似たような町村として
私は 三重県の旧鵜殿村を挙げたいと思います。
(現在は隣町と対等合併をして紀宝町になっています)
ここは熊野川河口に位置し 和歌山県との県境ですが製紙工業が発達し 
紀州製紙の企業城下町となっています。新宮市のベッドタウンでもあります。
 ※参考サイト 鵜殿村-煙突モクモクの日本一小さい村 雪ノ下アゲインスターズ

旧鵜殿村は日本一面積の狭かった村 近くの奈良県十津川村は日本一面積が広い村で
テレビ番組で対比特集がありました。
(地理好きなら 紀伊半島に位置する近い2つの村を 大抵知っていますよね?)



話は戻り、和木町の重化学工業の勃興は 第二次大戦前に海軍燃料廠が
小瀬川河口に立地した事から始まります。
昭和20年7月の米軍の空襲で灰塵に帰してしまいましたが
戦後は石油化学系の工場が進出し 日本初の石油化学コンビナートが誕生するなど
瀬戸内の高度経済成長をリードしてきました。
(この辺については 当方の過去Blog記事「県境のエッフェル塔」をご覧下さい)

広島・岩国のベッドタウン的性格も持ち 昭和48年に町制を施行しました。
商店街こそ整っていませんが 学住環境が整い 人口6,000人台ながらも
体育館、文化会館、美術館等を有する 手堅いマチづくりの見本がここにあります。



和木町は2年前にはJR駅も誕生し 行き易くなりました。
機会があれば立ち寄ってみても良いかもしれませんね。
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