沖縄県那覇市・波の上宮

2010年05月09日 05:58



宗教法人神社本庁が包括する 法人としての神社は日本全国に約79,000社。
神社数最多県は新潟県の4,755社 
神社数2位が兵庫県の3,836社 
神社数3位が福岡県の3,322社 と続きます。(2010/4現在)
 (新潟県は面積も広く 明治時代日本で最も人口が多かった事がある)

神社数45位が大阪府の571社 
神社数46位が和歌山県の418社 
そして神社数最少の県は 皆さんの予想通り 
沖縄県の11社で 本土と較べ格段に少ない数となっています。

それは、明治維新前まで薩摩藩の属国でもあり 本土と隔絶された地域条件。
神宮崇拝とは別の民間信仰 ニライカナイ(儀来河内)信仰が、
(海神の国の神様に祈りを捧げる拝所)が神社建立以前から
沖縄県や奄美諸島の各地で、昇華していたからなのでしょう。

正月に那覇でステーキを愉しんだ際 近くにある“波の上宮”に
初詣を兼ねて立ち寄ってみました。
沖縄には 明治以前の琉球国府から特別扱いを受けた八つの神社(琉球八社)があり 
(波の上宮、普天間宮、末吉宮、沖宮、識名宮、天久宮、金武宮、八幡宮)
波の上宮は 熊野信仰の系列に連なる古社で、沖縄総鎮守として信仰された神社です。

神社に沖縄的特色は幾らか感じられ 
台風に備えてしっくいで固定した赤瓦屋根である事
拝殿の両脇には、狛犬ではなくシーサーが出迎えている事
戦場となった沖縄なので 戦後の建築であり 
歴史的重厚感は醸し出されていない等(広島都心部の神社と共通しますが)
やはり違いが感じられます。

そうはいっても那覇市街の真中にあり 沖縄県で最も参拝客の多い神社
夜でも多くの初詣客で賑わっていました。

戦前日本は植民地支配した 朝鮮 台湾 樺太 南洋群島等に神社を建設し
朝鮮など反日感情根強い所は 戦後直ぐに神社は破壊されましたが
樺太(現サハリン) 南洋群島は 現在でも鳥居などの遺構が残っているようです。
沖縄県に11社しかないという神社 その現実は 
ヤマトとの同化を拒む地域感情が根強くあるのでしょうね


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