全国名水百選 桜井戸

2009年05月31日 05:58



岩国市通津にある 全国名水百選 桜井戸に行ってきました。

通津地区の 田畑と住宅が交じる何ら変哲のない風景の中にポツンとあります。
この付近は昔は多くの桜が植えられ 馥郁とした香りと
水の調和が大変美しい所だったようです。そしてそれが桜井戸の由来となったようです。



昔から重要な水源として どんな干ばつでも枯渇せず
地域や船舶の飲料水、灌漑用水として 通津地区を育んできました。
1622年 初代岩国藩主吉川広家公が 通津・本呂尾の海善寺に隠居している頃に
京都御所の御用水だった神の水に遜色ない と言ったと伝えられています。
そのため浅野家の家老・上田宗箇宗匠も 吉川広家公に招かれた時にはこの水を愛でていたようで 
茶道流派 上田宗箇流はこの地に由縁があるのかもしれません。
以後は 岩国近郊の有名な茶会の席には 好んでこの水が使われるようになったようです。

桜井戸は1982年に文化遺産として地元通津地区史跡桜井戸保存会により整備が始まり
1995年に名水百選10周年記念事業として 現在の形になりました。




古くから地域の住民に 若水として飲めば長寿の薬になると言い伝えられてきた桜井戸の水
通津川の伏流水がしっかりした水脈を保っており 
海からさほど離れていないに関わらず 塩気が出ない良質の水を提供してくれます。
井戸の横に設けられた蛇口から水を汲めますが 
念のためでしょうか...煮沸して下さいと書いてあります。



正直な所、遠方からわざわざ出向くような観光スポットではありません(^^;)
岩国~柳井間を通る事があればその途中にでも立ち寄ってみて下さい。

環境庁名水百選に選ばれている山口県内の名水は 桜井戸の他に
別府弁天池(美祢市秋芳町) 寂地川(岩国市錦町)の計3箇所です。
水の色が神秘的で素晴らしい“別府弁天池”は 当Blogの過去記事で紹介しておりますので
時間があればこちらもどうぞ。

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