消えゆく寝台夜行列車

2008年02月25日 05:58



東海道、山陽、鹿児島本線など 
深夜 日本の鉄路のメインストリートを結ぶ重責を背負ってきた寝台夜行列車。
山陽・九州~東京・京阪神間 東北~上野間のブルートレインが激減された今も
各線区には幾らかは残り続けていましたが 
この3月15日のJRダイヤ改正で大鉈が振るわれ 上写真の寝台急行「銀河」や 寝台特急の「あかつきなは」「日本海」の1往復などが姿を消す事になります。
九州&山口県からの寝台夜行では「富士はやぶさ」が唯一の定期便になってしまいます。

東京、横浜、静岡、浜松、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、北九州、福岡
これだけ多くの政令指定都市を結びながら乗客が少なく
盟友だった夜行特急急行列車は 年を追う毎に減便されていました。

寝台夜行列車の激減の理由ですが
・新興エアライン九州就航とそれに伴う航空料金の低廉化
・羽田空港拡張に伴う九州路線の航空機の発着便数の増による乗客数の減
・JR分割によるJR各社間のダイヤ調整の困難さ
・新幹線の所要時間短縮。
・使用する寝台客車の老朽化(華やかさに欠け 女性に敬遠される、
  また新車両の開発製造費は現状の利用客数では回収出来る見込みがない)
・高速バスの発達
などが挙げられます。

高速バスは確かに廉価ではありますが 定時性に難があり
首都高では渋滞で30分位遅れるのが常態化していますし
事故渋滞でもあれば1時間の遅延はざらにあります。
鉄道は比較的そうした遅延のケースは少なく 
(私の住む町は広島空港と宇部空港のほぼ中間で空港に遠いのもあり)
上京の際は 寝台夜行を多く選択肢に選んでいました。 


大阪行 寝台急行列車「銀河」 東京駅にて撮影

寝台夜行の何が良いか といえば
“流れ行く風景など旅情の楽しさがある”という点でしょうか
昔から日本の都市は鉄道駅を中心に開けてきましたから
主な駅に停車すると“これ位の人口で市街の拡がりはこれだけで....”
窓枠からも色々な事を察して「今度立ち寄ってみようか!」
これがたまらなく愉しく 鉄道のお陰で地理オタクになりました。

それにしても寝台急行“銀河”は 東京と大阪という東西の大都市を結ぶ列車だけに 
利用客は少なくない筈(夜行バス嫌いも大勢いるから)と思ってたので 廃止は意外でした。
今は 東京大阪間の夜行高速バスは 路線バスの他にツアー形式の格安バスを含めば50社以上あり 5分毎くらいに出発していますし しかも3,900円と格安で行ける時代ですから。  

残り少ない余生 深夜の幹線を懸命に駆ける寝台急行「銀河」に エールを送りたいと思います。

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