バナナの叩き売り発祥地

2007年12月06日 06:25

皆さんは 「バナナの叩き売りの発祥地」が何処かご存知でしょうか?

正解は福岡県北九州市の門司港です。



日清戦争の勝利で、明治政府が台湾を植民地支配すると、
台湾からの物資荷揚げ港として指定された門司港は、
日本有数の海港都市として繁栄を誇りました。

低温輸送技術も乏しかった昭和30年初頭までは 熱帯果実が珍しく
日本本土でバナナを食べられる所も 
台湾からの物資荷揚げ港として指定された門司港くらいだったようです。

日持ちしないバナナは 当時は高価なプレミアムフルーツだったので
売れ残ったり、傷が付いて腐ると もう大損。
当時の門司は日本有数の海港都市でしたが、小倉・下関など周辺地域を含めても、
京阪神の都市圏のように富裕層人口が多い訳ではありません。
「このバナナを何とか掃かす策はなかろうか?!」という事で 
ここで安く庶民に売るべく 叩き売りが発生したようです。 
独特の口上は地元保存会によって受継がれ 門司港名物となりました。

昭和30年頃は 日本のサラリーマンの平均月収が1万円程度でしたが
当時のバナナは1房250円もしており、庶民には正に高嶺の花でした。
昭和38年、輸入作物の貿易が自由化され それ以降 
台湾やフィリピン、エクアドル産バナナの輸入が増え続け
昭和40年代に入るとバナナは すっかりポピュラーな存在となりました。

それから40年、格差社会の昨今ですが、東京銀座の千疋屋では
“一本づつ売りの超高級バナナ”も売り出されたとか....。
首都圏の富裕層の旺盛な消費に支えられ、色々な商品が登場するものですね。



門司港の 海峡プラザ前 ガス燈通りにはバナナマンが立ち
ここが日本のバナナ叩き売りの発祥地である事を知らせてくれますし
街中には石碑もあります。
叩き売りは門司港駅前などで 定期的に実演会が行なわれています。



最後に余談ですが、バナナで作るデザート「バナナ・フランべ」を紹介。
これは、バナナの天麩羅を作り 粉砂糖を振りかけ
これに暖めておいたラム酒をかけて 火をつけて出します。
リキュールの甘い香りが部屋に漂うし、火を点ける時に電灯を消すと 
青白い焔が皿一面にチョロチョロ立って 中々綺麗なものですよ。



今でも海運会社や商社などの建物が並び
北海道の小樽と較べられるような 雰囲気のある港町
門司港の旅の詳細はこちらもどうぞ↓
ぶらり探訪門司港レトロ

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■門司港 バナナの叩き売りキティ根付

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