旅とファミレス

2007年12月12日 18:03

幹線道路沿いに聳える大手ファミリーレストランチェーン
その全国展開は、私たちに均質化した食文化をもたらせました。
統一された規格メニューが 北海道でも山口県でも同じように消化され
地域間の格差が極めて少なくなっていると感じる昨今ですよね。

私たちも車で旅に出るとよく立ち寄るのが 道の駅かファミレス。
初めて探訪する土地ですと 美味い店が何処にあるやら解りませんし
無難な選択という事で「ジョイフル」「ガスト」等へ足繁く通ってしまいます。



ところで約20年前、山口県東部の田舎青年の娯楽といえば やはりクルマ。
あの頃はホイールも高価で、先輩諸氏から中古を安く譲受けたりしながら
愛車のドレスアップなど、カーライフを満喫していたように思います。
仕事が終り家に帰ると「サンデーサンで待っちょるけー」と連絡が入り
友人の車に同乗し行ってみると 1ヶ月前とは月とスッポンのクレスタ!!。

「どうかいのー! 今までのクレスタは何じゃったん?」
「とうとうフルエアロかー 渋~! ヨーロピアンモールも付けてから」
「見せびらかしに来たんちゃー、エアロキットは店に無いけえ取寄せた」

「ええのう、ほいじゃが段差で擦んなよ」
「またローンで、やれんいやー」
「食うたら 次はkhimyuの家へ行こうで」
「あっ、この車は土禁じゃけえの!」
「今どき、ドキンーーーッ?(一同爆笑)」
その場で靴を持込み忘れ、朝の通勤途中に立ち寄った
サンデーサン岩国店駐車場に残っていた自分の靴を見ると、
もう可笑しいやら情けないやら........(笑)。

そんな気恥かしいエピソードから分かるように
当時からファミレスは、私達にとって絶好の駄弁り場となっていました。
私がよく食べたものは 当時も今と同様に ハンバーグ系の和・洋食セット。
それでもデフレの今と違って、当時はドリンクバーなどは無く
現在と同じような内容だと、約1,500円相当でした。
ファミレスで2時間位粘って その後は深夜ドライブと称して
用もないのに(笑) 国道2号線(下道)を倉敷や下関に向かう事もあり、
そこでもファミレスに入るわけです。

もちろんデートでも、山口県東部のカッペ(田舎っぺ)だった私には
ワインが豊富な小洒落た店など、知る由もありませんから
(ちなみに当時ワインも高く 赤玉ポートワイン以外は二千円以上した)
広島方面のサンデーサンで ハンバーグ系のセットなんぞパクついて
付き合っていた都会の女の子に 「カントリーボーイだなあ」と
心の奥底で思われていたに相違ありません(笑)。
(まァ22歳でパリで知ったクロックムッシュを知ったげに注文したくとも 
 メニューには 当然無いですしね)



ところで ハンバーグというのは、某レストランに勤務する知人に言わせると
“何処も外せない利益率の高い商品”だとの事です。

ファミレスは集客率を考慮し、どうしても120~150アイテムを揃え
食材調達経費、メニュー開発費や間接経費が増大しますが 
日本の肉の摂取量は、実は米国の僅か五分の一。
そんな中で、ファミレスがハンバーグを主力メニューに据える理由は、
日本人は、パン、ライスの両方に合うハンバーグを
年間15万トン、22億食も消費しており(/除くハンバーガー)
人口で割ると一人当り年間20回はハンバーグを食べているからです。

さらにいえば 食材調達のコストも安定しており安価。
基本型からトッピング次第で、和風洋風と様々に展開&流用出来る。
(という事は キッチンもオペレーションが簡便で短期間に習得出来る)
客の多くが 付け合せに 野菜サラダなどのサイドメニューも頼む。
客の側も 鉄板の上でジュージュー焼けたハンバーグにシズル感を感じられる。

などなど、ファミレスでハンバーグが主力商品となるのは頷けますよね。

長々と書いてしまいましたが
ファミレスを利用する度、若かりし頃の楽しい日々を思い出しながら
旅の途中に、今でも頻繁に立ち寄ってしまいます。
皆さんはファミレスで、どのようなエピソードがありますか?


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