黒川温泉人気の秘密 その1

2007年11月02日 05:54



熊本県阿蘇郡南小国町の
阿蘇外輪山と九重連山の裾野にある黒川温泉は、
今では年間に訪れる 日帰り客を含めた入り込み客は120万人に達し
旅行雑誌「じゃらん九州発」の行って良かった観光地アンケートで
連続トップを記録するなど、
この20年で最も脚光を浴びた温泉地となっています。

九州中部の観光ツアーで、黒川温泉を行程に含むツアーも多く目立ちますね。
今週と来週は このBlogで“黒川温泉人気の秘密” と称して
24軒の旅館があるだけの狭いスポットの温泉地の魅力を説明します。



黒川温泉の活性化は1980年代から始まりました。
鉄道もない、素晴らしい風景がある訳でもない、湯量が豊富な訳でもない
無い無いづくしからの開発でしたが
温泉地の全ての旅館が 一致結束して“統一した景観作り”に邁進した
これが黒川温泉繁栄の勝因であったようです。

黒川温泉は「日本のふるさと」の雰囲気を重視し
旅館は雑木林の中に埋もれるように建てられ
旅館も店舗も 外壁は黒を基調とした和風の木造建築です。
道端を歩くとお地蔵さんがあり、
店の軒下に阿蘇特産の玉蜀黍がぶら下げられ 素朴な温泉郷を感じます。

こういう努力も一軒だけの旅館がやったのでは統一感がありませんが
温泉地全体が頑張って 鄙びた九州の田舎の雰囲気を醸し出しているのです。

湯布院、軽井沢などを視察しては 良い点悪い点を学び
外部資本が多く進出している所は 景観の統一が失われていると感じたようです。
会社の慰安旅行などで 団体、宴会付きという需要があるから
温泉街のホテルはビル化して そうした風景が増えたことは否めません。
女性グループ、個人の旅行客が増大し 従来の温泉とは一味違う“癒し”を
求める層に応えるような形で 黒川温泉が脚光を浴びたのです。



黒川温泉街の改革となったリーダーのGさんは、最初
自営する旅館の売り物に苦慮し、敷地も狭かったので洞窟風呂を掘ったそうです。
そして洞窟風呂が完成すると 飛騨高山など日本全国の観光地を視察し
旅館や風呂作りの勉強だけでなく 周囲の景観、雰囲気作りも学び続け、
黒川温泉を良くする構想を練っていたのです。


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