世界遺産・斎場御嶽を訪ねて

2016年11月05日 00:00



沖縄の聖地とされるパワースポット「斎場御嶽(せーふぁうたき)」を訪ねました。
世界遺産になった聖地だけに ここは本当に力を感じる場所でした。



沖縄県南城市知念字久手堅の 国道331号線に沿って行けば 
斎場御嶽入口に 南城市観光案内所と南城市地域物産館の建物があります。 
ここで入場券を購入し 車を停め置いて 斎場御嶽に400mほど歩いて向かうシステムとなります。

15世紀-16世紀の琉球王国・尚真王時代の御嶽であるとされ、
「せーふぁ」は最高位を意味するので 斎場御嶽は最高の御嶽という意味となります。
国家の最高神職である聞得大君が管理し、
その中で最大の行事が「お新下り」と呼ばれる聞得大君の就任式でした。
元来は男子禁制の場で、琉球国王ですら聖域内に入る時は 女性用衣装に着替えたと伝えられています。



御嶽内へ入る参道
石畳の道は滑りやすく、雨の日はもっと滑りやすいので
歩きやすい運動靴 スニーカーで訪問するのが無難です。
周囲の森林は 沖縄戦での戦災を逃れたので 沖縄本島では優れた森林の一つに挙げられていますが
艦砲弾の着弾跡が一つあり それは見学道中見ることが出来ます。



中には、六つの神域がありますが。
その中で 大庫理・寄満・三庫理は、首里城内にある建物や部屋と同名です。
当時の首里城と斎場御嶽との間に大きな関わりがあったのでしょうね。 


大庫理(ウフグーイ)
御門口から登っていくと左手に見える最初の拝所です。
大庫理は大広間や一番座という意味があります。



寄満(ユインチ)
寄満は「台所」との意味があります、
当時の琉球王国は南蛮貿易で交易品が集まったのでしょう。
豊穣が満ち満ちた所とも解釈されています。



三庫理(サングーイ)
二本の鍾乳石と、三角形の空間の突き当たり部分は、それぞれ拝所となっています。











東側には海の彼方に 神の島といわれる久高島を望むことができます。



琉球王国時代、国家的な祭事には聖なる白砂を 沖合に浮かぶ神の島といわれる久高島から運び入れ、
それを御嶽全体に敷きつめました。



斎場御嶽は、琉球国王や聞得大君の聖地巡拝の行事を今に伝える「東御廻り」の参拝地として、
その信仰はその後も絶えることなく続いており、現在も多くの人々から崇拝されています。



聖地というのは、そこにあるすべてが調和している場所だと聞き及んでいましたが
実際に訪れると、青々と樹々が茂る静かな空間と 時折り吹き抜ける風の中で、聖地であることを体感できました。
樹々の隙間から差し込む日光は心地良く、神の気配さえ感じさせてくれます。



神に包まれる場所であり、感謝を捧げる場所....
ここでしかできない祈りを捧げたいですね。 



2007年7月1日より観覧が有料化されており 緑の館・セーファに入館してから観覧する形になっています。
(入場券は現地ではなく、駐車場近くで販売されているので直接行かないように注意下さい)

近年では来訪者の増加と 聖地としての静寂さを確保して
マナー向上や自然保護を考慮する機会を設けるために
年2回の一定期間の休息日(旧暦5月1日~3日と旧暦10月1日~3日)を設けているようです。
地元・南城市では、文化財保護を図るため男子禁制をを検討しているようなので 行きたい人はお早めに...。




那覇空港から車で約40分、太平洋を一望できる天然温泉もあり、緑に囲まれた高台にあるホテル。





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