大浦天主堂

2013年10月05日 05:58



長崎市の定番観光地であるカトリック教会堂 大浦天主堂を訪ねました。



こちらは1865年(元治2年)に建立された 日本最古の現存するキリスト教建築物です。
正式名称は日本二十六聖殉教者堂と呼び、その名が示すように日本二十六聖人に捧げられた教会堂で、
殉教地である長崎市西坂に向けて建てられています。



幕末の開国に伴い長崎居留地が造成されましたが そちらの区域内に在留外国人の為に建設され
中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック調の国内現存最古の教会堂です。
聖堂内を飾るステンドグラスには、約100年前のものもあります。



直前に列聖されたばかりの「日本二十六聖殉教者」に捧げられました。
西坂の丘で殉教した二十六聖人へ祈りを捧げるために建てられたため、正面は西坂の丘に向けられています。



設計指導者はフランス人宣教師のフューレ、プティジャンの両神父で、施工は天草の小山秀です。
元治元年(1864)末に竣工し、翌年2月に祝別されました。
建立してから暫くは天主堂は「フランス寺」と呼ばれ、
その珍しさや美しさは周辺の住民に賞賛されるまでになり 近隣住民たちが多数見物に訪れていました。



キリスト信者発見100周年記念碑



キリスト信者発見100周年記念碑文

外国人居留者のための教会として建てられたものなので 当初は日本人の信者はいなかったそうです。
プティジャン神父は 密かに日本の何処かでカトリック教徒が信仰を伝えているかも....と
淡い期待をしていたところ 
1865年3月に住民十数名が天主堂を訪れ
イザベリナ杉本百合という女性が「私共は神父様と同じ心であります」(同じ宗旨)と告げ
迫害に耐えながらカトリックの信仰を守り続けてきた 隠れキリシタンである事を話し
プティジャン神父を大いに喜ばせたといいます。
そしてその事は 世界の宗教史上にも類を見ない劇的な「信徒発見」の舞台となりました。
(江戸時代、親子7代に渡って、宣教師も居ない状況で宗教を守り続けて来た事実は 類例の無い出来事)
プティジャン神父は密かに浦上や五島で布教を行いながら 隠れた信者の発見に努めましたが
西九州地方には相当数の隠れ信徒が存在している事が分かりました。



左が教皇ヨハネパウロ二世 右はプティジャン神父


明治8年(1875)と同12年(1879)の増改築で、平面形式と外観デザインが現代的に変容し、
外壁も木造から煉瓦造に変更されましたが、内部空間の主要部には創建当初の姿が温存されています。
また1933(昭和8)年には国宝に指定されました。
1945(昭和20)年の長崎原爆では被害を受けました、爆心地から離れていた事もあり被害甚大でもなく
1953(昭和28)年に、日本最古の教会堂として国宝に再度指定されました。



観光客の増加で、1975年(昭和50年)には、天主堂に登る石段横の隣接地にカトリック大浦教会が建てられました。毎日のミサは大浦教会で行われています



聖堂内を飾るステンドグラスには、約100年前のものもあり
見とれてしまうくらい美しく 最大の見どころだと感じます。



建物の中は写真撮影できませんが、中に入るとやはり威厳を感じさせる雰囲気があります。
ステンドガラスを通して七色の光が差し込みます。
音声解説が流れていますが、これについては無い方がもっと素敵かもしれませんネ。





建物の外観も厳粛壮観であり、現代においても古さを感じさせない、素晴らしい建築物です。

建物内部には 当時の幕府によるキリスト教迫害の歴史についても展示され、当時の信者の苦労が偲ばれました。




聖堂入り口に立つ日本之聖母像が長崎の港を見守ってくれているようです。





横から見ると 瓦の屋根があり当時の日本家屋と西洋建築が絶妙に組み合わされている事が分かります。





できれば観光客の多い日祝日の日中ではなく、ひとけのない静かな平日の朝がお勧めです。





内覧時間 8:00~17:45(年中無休)
休日 年中無休
拝観料・入場料 大人300円、中高生250円、小学生200円



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