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平戸・聖フランシスコ・ザビエル記念聖堂

2015年08月14日 00:00



長崎県平戸の旅、最果ての生月島から平戸島に戻り 平戸市中心部エリアの観光を愉しみました。

平戸市は、長崎県と九州本土の市としては最西端に位置する町で 
旧平戸藩松浦氏の城下町で、鎖国前は中国やポルトガル、オランダなどとの国際貿易港として栄えました。

貿易港としてヨーロッパの国々との交流が行われた当時は「西の都フィランド(Firando)(平戸)」と呼ばれ
今も町の各所に当時を偲ぶ史跡が残され、美しい教会が存在するキリシタン文化の町でもあり
異国情緒を漂わせています。

平戸オランダ商館に続いて、聖フランシスコ・ザビエル記念聖堂を訪問しました。
平戸港の交流広場に車を停め そこからは 約10分程度 階段と坂を登って到着です。





別名 平戸カトリック教会とも呼ばれています。
教会の保護者は大天使聖ミカエルですが、
聖フランシスコ・ザビエルの3度の平戸訪問を記念して
1971年(昭和46年)にザビエルの像が聖堂の脇に建てられた事から
「聖フランシスコ・ザビエル記念聖堂」とも呼ばれるようになり、
その後、現在の名称に改められました。



鉄筋コンクリート造りで、正面中央に巨大な尖塔と小尖塔が林立しています。



その形式は、ドイツのゴシック教会の特徴があると云われます。



外観とその佇まいは とにかく美しいと感じます。
エメラルドグリーンっぽい色に塗られている 左右非対称の建築教会は 初めて見ましたが
こんな人が少ない地域にこほど美しい教会があるとは....
ステンドグラスや庭の花も綺麗で、
入口横に手作りのしおりが売られており、良い記念になります。



教会の内部は、正面の入り口から靴を脱いで見学可能。
白を基調とした内部平面は三廊式です、



壁や柱には、マーブル模様の伝統的な漆喰塗りの技法が彫刻が施され
天井はリブ・ヴォルト天井で、聖堂内にはステンドグラスを通して 美しい光が差し込みます。



中に入れば 思わず黙祷したくなる厳かな雰囲気があります。
教会のスタッフも親切でした。



時間によっては 礼拝が行なわれていたりして中に入れない事もあるので、
曜日や時間帯を見計らって行く事ををお勧めします。





教会が多い平戸(人口3万に対し14か所もカトリック教会がある)の教会の中で 
最も美しく荘厳なイメージを持ちます。
入館無料なのも嬉しい!
夕方から22時まではライトアップもされ 淡い緑の建物が壮麗に浮かび上がるとか....。



教会から坂を少し下った所に、教会と寺と神社が一緒に見られる場所があり、
「寺院と教会の見える風景」の撮影スポットともなっています。



海を見下ろす丘の上に建つ教会で 眺めも良く
フランシスコ・ザビエルが3度布教に訪れたという平戸。
お城、教会、オランダ商館と文化が融合した美しい景色の街が好きになりました。
平戸の歴史が民の悦びと哀しさを感じさせる町、また訪れたいと思います。



聖フランシスコ・ザビエル記念聖堂
場所はこちらです→ 平戸市鏡川町269-1



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