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平泉・中尊寺

2018年11月13日 00:00

岩手県西磐井郡平泉町にある 中尊寺を訪ねました。



月見坂
大杉の並木の坂道がずっと続き 
参道を歩いてるだけでもパワーが降り注いでいる感覚になります。





結構急な坂道で 金色堂は一番奥にあるため 途中で休憩しながら行くと良いでしょう。



奥州藤原氏三代ゆかりの寺として著名で、
境内は「中尊寺境内」として国の特別史跡に指定され、
平安時代の美術、工芸、建築の粋を集めた金色堂を始めとして、
3000を超す国宝・重要文化財・史跡を有する寺社です。

2011年6月、「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の
構成資産の一つとして 世界遺産に登録されました。
藤原氏の黄金文化を伝える貴重な財産となっています。



天台宗東北大本山の寺院で 奥州三十三観音番外札所です。
山号は関山、本尊は釈迦如来。
寺伝では 嘉祥3年(850)比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁の開山とされています。
実質的な開基は藤原清衡です。



中尊寺は嘉祥3年(850)比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁によって開かれました。
その後、12世紀に奥州藤原氏初代清衡公によって大規模な堂塔造営が行われました。

清衡公の中尊寺建立は、11世紀後半に東北地方で続いた戦乱で亡くなった人の霊を
敵味方の別なく慰め、辺境であった東北地方に、
仏国土を建設するという理想があったと云われています。
戦乱で父や妻子を失って 骨肉の争いを余儀なくされた清衡公の非戦の決意もあったようです。



本堂
参道である月見坂を登った右手の中尊寺本坊内にある中尊寺の本堂で 1909年の建築です。



2013年3月24日、新本尊の丈六釈迦如来坐像の開眼法要が行われました。



讃衡蔵
中尊寺ほか 山内寺院の文化財を収蔵・展示する施設です。
1955年に開館し、2000年に現在の建物に新築されました。
もと本坊本尊の木造阿弥陀如来坐像(重文、中尊寺蔵)、
峰の薬師堂にあった木造薬師如来坐像(重文、願成就院蔵)、
閼伽堂にあった木造薬師如来坐像(重文、金色院蔵)の3体の巨像や、
多くの文化財を収蔵展示しています。



中尊寺の拝観券



金色堂(国宝)
藤原清衡が建立した阿弥陀堂で、天治元年(1124年)の上棟です。
建物の内外を総金箔張りとする事でこの名が付いたようですが
現在は鉄筋コンクリート造の覆堂内にあります。



堂内の装飾に目を奪われます。4本の巻柱や須弥壇(仏壇)、長押にいたるまで、
白く光る夜光貝の細工(螺鈿)、透かし彫りの金具・漆の蒔絵と、
平安時代後期の工芸技術を結集して荘厳されており、
堂全体があたかも一つの美術工芸品の感がします。



天井の装飾も素晴らしいので、ぜひ見逃さないようにして下さい。
写真撮影は禁止ですが、金色堂は暫く見とれてしまうくらい黄金が眩い建物です。
初代清衡公から四代泰衡公までの亡骸が この金色堂の中の金色の棺に収められています。

黄金と言えば豊臣秀吉の黄金の茶室を思い出される方もいると思いますが、
成金主義の象徴のような茶室に対して こちらの金色堂は神秘的な後光の輝きがあります。



金色堂旧覆堂
1962年、金色堂の解体修理工事が始まるまでの約500年間
金色堂を風雨から守ってきた堂で、
1964年に100メートルほど北西の現在地に移築されました。
建築年代は室町時代中頃と推定されています。



経蔵(重文)
金色堂の近くにある 国宝の一切経を納めていた建物で、
一部平安時代の古材が使用されていますが、建築年代は鎌倉末期と推定されています。
内部にはかつて国宝の螺鈿八角須弥壇が置かれ、
壇上には獅子に乗った文殊菩薩像と従者4体からなる文殊五尊像(重文)を安置していました
(現在は須弥壇、文殊五尊像ともに讃衡蔵へ移動)。



中尊寺は、建武4年(1337年)に大火があり、金色堂を残してほぼ全焼しました。
江戸時代には仙台藩領内に属し、伊達氏の庇護を受けて堂宇の補修・建立が行われ
承応3年(1654年)からは仙台・仙岳院が別当寺となり
寛文5年(1665年)には江戸・寛永寺の末寺となります。



元禄2年(1689年)に『奥の細道』の旅をしていた松尾芭蕉が、
中尊寺の荒廃ぶりを見て嘆き 詠んだ事が知られています。





奈良や京都や鎌倉や 権力の中心地がめまぐるしく変わって行った歴史。
その中で 中央から遠く離れた東北の辺鄙な位置に 
こんな栄華があったという記憶・記録・遺構は 大変貴重な存在です。



日本屈指の知名度を誇り 世界遺産にも指定された東北の古刹・中尊寺。
歴史好きの方は 是非訪問される事をお薦めします。




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山口ゆめ花博

2018年10月14日 00:00



山口市阿知須のきらら博記念公園で開催されている「山口ゆめ花博」に行ってきました。
今年2018年9月14日から11月4日までの開催です。

会場は、2001年に開催された「山口きらら博」の会場を利用したものです。
駐車場は一般の方は北駐車場に停めますが7368台駐車可能です。

ゲートを入って左手に案内所があり、会場のマップを配っています。
会場はかなり広いです。



今年は明治維新から150年。県のプロジェクト・やまぐち未来維新の中核イベントとして この博覧会が開催されたのです。





"山口から開花する未来への種まき" と銘打って、
会場には1000万の山口県の花が咲き誇り、
個性豊かな8ゾーンで様々な魅力が体感できました。







花の谷ゾーンは、どこを見ても素敵な花が溢れています。







約8,000㎡の大花壇は圧巻!





維新体験館
明治150年プロジェクトで、山口県萩市は明治維新胎動の地だけに、こうした企画館も開設されています。
この中の 仮想現実(VR)コーナーでは、幕末の名場面が体験できます。



維新館は一度に20名しか入れない為、前もって予約券を多目的ドームAで配布しています。
入場開始すぐに行けば、早く入れますが、少しでも遅れると本日の配布が終了するので要注意。



数多くのイベントと体験プログラムがあり、
幅広い年齢層が多彩な企画を堪能できる 素晴らしい博覧会だと感じました。



山口県オリジナルの花が色を添えます



庭のパビリオンゾーン







こちらでは庭の多彩な魅力を楽しめます。

山や海の自然を利用したダイナミックな遊びを体験したり、
山口の名湯・銘酒・名産グルメを楽しんだり、大いに充実した一日が過ごせます。



日本一長い木のブランコ



日本一高い木のブランコ





日本一長い竹のコースター

先述の維新体験館の他、日本一高い木のブランコ、日本一長い木のブランコ、
日本一長い竹のコースター、日本一広い芝生広場など
整理券が必要なものもありますが、興味をそそる内容のものが多いです。





但し、土日祝日は整理券が要るものは無料有料に限らず直ぐに無くなってしまうようです。



山の外遊びゾーンの わらアート



無料エリア・海の大草原ゾーンの 日本一広い芝生広場



広い会場ですが、飲食店はとても少ないのです。
山口ゆめ花博グルメとしては "TO TOMA TO" のスープカレーが美味しくてお薦め!
海原を見ながら食事も良いですし...。



それ以外にキッチンカーの周りにはお昼には人だかりが出来ます。



ちなみに待つのが嫌であれば 入場口前の丸久の出張スーパー(写真左手)でお弁当を購入するか
持参するのが得策かもしれません。
山口ゆめ花博のお土産は 果子乃季の出張ミニショップ(写真右手)で山口銘菓などが購入できます。



山口ゆめ花博の銘菓



公園内には至る所にテーブルセットやベンチがあり、
飲食するための休憩スペースも不足していないと思います。
(但し 雨の時はそうはいかないので要注意!。)

ゆめ花博で圧倒的に不足しているのがトイレ。
特に土日祝日は見かけたら迷わず行っておくのが無難です。



何と湯田温泉の足湯も、ここには設けられており、
歩き疲れた足を癒す事が出来ました。
硫黄臭もして雰囲気も盛り立ててくれます。



花博スタンプラリーにも参加しました!
山口県下では各観光施設、レジャー施設、道の駅などに花博スタンプが設置され、
それを押し集めて応募するとプレゼントが当たるというので参加して 会場にて応募しました^_^。





開催期間は11月4日まで。
きらら博以来17年振りの山口県内開催の博覧会ですし、
未だ訪ねておられない方は、是非!!

日本三景 松島

2018年09月18日 00:00



日本三景の一つ 宮城県の松島に行ってきました。



松島は、宮城県仙台市の東郊約20㎞に位置し
松島湾内外にある諸島と 湾周囲を囲む松島丘陵も含めた修景地区を指します。
仙台市内からも電車で約30分という地の利の良さもあり 
近年の観光入込客数は年間600万人を超えています。
日本三景は いずれも1952年(昭和27年)11月22日に特別名勝に指定されています。







その美しさは世界的にも認められ、ミシュランガイドでも三つ星を獲得しています。



縁結び橋(透かし橋)を渡って松島のシンボル五大堂へ渡ってみました。



松島湾に浮かぶ小さな島に五大堂があります。
大同2年(807)坂上田村麻呂の創建と伝えられています。
後に、慈覚大師が五大明王を安置した事から五大堂と呼ばれています。



現在の建物は仙台藩祖伊達政宗公が、瑞巌寺再建の時に紀州の大工を招請して再建したもので、
東北最古の桃山建築です。国の重要文化財に指定されています。



縁結び橋(透かし橋)は橋の上から下の海が見える造りになっており
足元を見つめて気を引き締める為 このような作りになっているとの事。



松島の多島美を満喫するならば やはり遊覧船に乗るのが一番。
松島港発着で 松島湾内や奥松島を巡るものが中心になりますが
大小の遊覧船が就航しており、船上より島々を眺めることができます。





湾内を1周する人気のコースを選びました。
仁王島、鐘島、千貫島、雄島、双子島、と多くの綺麗な島々を
50分かけてゆったりと巡りました。





潮風を感じながらのクルーズ 格別ですね。


【松島遊覧船を 動画でお楽しみ頂けます】
リアス式海岸が美しく、大小260もの島が浮かぶ



船上からカモメ(主にウミネコ)に餌やりをするのが名物になっていましたが
近年は 糞害で松が枯れ始めた事から 湾内での餌やりは禁止となっています。



松島の島々はしばしば「八百八島」と形容されますが、
島々の数については正確に把握されておらず、
古くから文献によって様々に書き記されてきました。





松島は海岸線以外にも素晴らしいスポットが存在しています
瑞巌寺は伊達政宗ゆかりの寺で、平成30年まで大改修が行われており、
本堂などの内観が出来ませんでしたが 国宝です。

























松島は景観だけでなくグルメも楽しめる所。
松島の牡蠣は有名ですが 私自身が実は牡蠣が苦手なので
それとは別の 松島の味覚(笹かまぼこ 穴子)が愉しめる定食を戴きました。



お土産も沢山購入しました。



松島は 湾内が浅かった事と、沢山の島々が防波堤の役割を果たした事から、
東日本大震災でも壊滅的な被害を免れました。



松島に滞在してゆっくり観光するのも良いですし、
仙台を拠点としたプチ旅行をしても良いかと思います。



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蔵王お釜

2018年08月19日 00:00



宮城県と山形県の県境に近い 蔵王お釜を訪ねました。



厳密には 宮城県刈田郡蔵王町と同県柴田郡川崎町の境界付近(境界未定地域)にある
蔵王刈田岳・熊野岳・五色岳の3峰に抱えた円型の火口湖で
五色沼とも呼ばれていますが
お釜状なので「お釜」という名前がついています。
蔵王連峰の観光のハイライトとして知られています。

【蔵王お釜を 動画でご覧いただけます】






宮城と山形の県境から御釜(五色沼)の縁まで 地図上で400m未満しかなく、
県境の馬の背からでも眺めることが出来るので、
山形県または山形市の観光名所として紹介されている場合もあるようです。



湖面はエメラルドグリーンの水をたたえ
荒々しい火口壁と比して神秘的な雰囲気を持っており
冬の樹氷とともに蔵王の象徴となっています。
周囲の荒々しい岩肌も迫力があり その絶景に魅了されました。



南側の刈田岳(宮城県)から撮影。
中央の火口湖が「御釜」(五色沼)。左の尾根が外輪山の「馬の背」、右の尾根が中央火口丘の「五色岳」。
運が良くないと ガスがかかってしまい綺麗に見る事が出来ません。
上手く晴れるほう方が少ないようです。



お釜は1182年の噴火により出来ました。
1820年から水が溜まり始め、今の形状になったようです。
水は常に淡い緑色に濁っており エメラルドグリーンは神秘的ですが
色調は 太陽光線や時間、季節によって違って見えます。
水質は、pH=3.5の強酸性で、生物は一切生息していません。



奥羽山脈の中で宮城と山形にまたがる蔵王連峰。 蔵王連峰の最高標高は1841mとなります。
常に風が強く標高も高いので 服装に注意しましょう。





車でのアクセスは 蔵王エコーラインから有料道路である「蔵王ハイライン」に入り、
終点「蔵王刈田山頂駐車場」(宮城県刈田郡蔵王町)に車を止める形になります
「蔵王山頂レストハウス」も、お釜の観覧ポイントで、そこから遊歩道で
刈田岳頂上や馬の背に行く事も可能です。
蔵王エコーラインは冬季通行止めの為、例年5月~10月くらいまでしかお釜を見ることはできません。

カーナビで目的地を「お釜」と検索しても 実は正しい位置を指さないものも多く、
機種によっては目的地設定が若干難しいかもしれません。
公共交通機関の利用は本数も少なく やや不便です。





刈田岳頂上には「蔵王連峰」の名称の由来となった「刈田嶺神社(奥宮)」があります。





火山灰が降り積もっていたであろう山頂は高山植物に覆われています。



赤土に覆われた大地は まるで月面のような雰囲気を醸し出しています。
御釜の近くまで下れることができますが、滑落しやすいので履きなれた靴で行くことをお勧めします.
神社周辺から見ると御釜は、外輪山の「馬の背」と 爆裂火口(馬の背カルデラ)によってえぐられた
中央火口丘の「五色岳」とによって 周囲を囲まれているように見えます。



蔵王のお釜と樹氷原に近いゲレンデの一軒宿。素晴らしい雲海と夕陽と星空、自家焙煎コーヒーとワイン、体験プランの料理自慢の宿


【ハイクラス】★本年6月新築全館開業★白石蔵王駅徒歩0分■スポーツランドSUGO東北高速道で最短38分■300台無料駐車


総桧造り露天風呂増設♪信楽焼と高野槙造り貸切風呂2ヶ所新設♪木目の美しさ、木調の優しさでおもてなしの宿です


宮城蔵王国定公園内標高850Mに位置する秘湯の一軒宿。源泉100%胃腸病・美肌に効果ありと言われる。



宿場町・大内宿を訪ねて

2018年07月20日 00:00



大内宿は、福島県南会津郡下郷町大字大内にあり
会津城下と下野(日光今市)を結ぶ会津西街道(別称:下野街道)32里の区間の中で
会津から2番目の宿駅として 1640年頃に整備された宿場町です。



子安観音堂



子安観音堂付近から見た大内宿
一番奥まで行って、お社の階段を上がり振り返ると息をのむ光景。
宿場町が一望できます。



交通不便な南会津の山間部に開けた 小さな宿場町でしたが
明治時代になると 他の地域の鉄道開通により 宿場としての地位を失ってしまいます。
ただ、全長約450mの往還の両側に茅葺屋根の民家が街道沿いに建ち並ぶ様は圧巻で
昭和56年4月 重要伝統的建造物群の指定を受けることになり
2007年(平成19年)には来訪客が100万人を突破し、
県外からの観光客が90%を占める県内有数の観光地となった現在では
約120万人の観光客が訪れるようになっています













民宿や土産物屋、蕎麦屋などが多数立ち並び 散策も楽しめました。
田舎の素朴さを感じられる所だと感じます。



それなりに歳を重ねた人が楽しめる場所かなと思いますが、
レトロや歴史好きの若い人には興味深い場所かもしれません。



蕎麦に関しては、高遠そばの名で知られ
箸の代わりにネギを用いて蕎麦を食べる風習があるとの事で 私達も食べてみました。。
ネギしか入っていませんが 結構おなか一杯になります。





会津若松城から江戸までは61里、5泊6日ほどの旅程でしたが、
会津若松から5里の距離にある大内宿に 本陣や脇本陣が設置され、 
会津藩の参勤交代や迴米の集散地として重要な駅となっていたようです。



一般車両および観光バスなどの駐車場は大内宿の南東にあり、
宿場内への車の乗り入れは規制されています。

大内宿へのアクセスはやはり車が便利です 
公共交通機関は会津バスが大内宿を経由する路線バスを運行していますが
1日数本しかなく使い勝手があまり良くありません。



大内宿で唯一「蔵」に泊まれる民宿。本格炭火囲炉裏で焼いた岩魚は絶品!茅葺屋根の古民家で江戸時代にタイムスリップ気分♪