琉球村を訪ねて

2016年08月07日 00:00



沖縄本島北部の恩納村にあるテーマパーク「琉球村」を訪ねました。

ここは昔から 沖縄のテーマパークの定番であり、
古き良き沖縄の姿をそっくりそのまま再現している観光名所です。
沖縄ビギナーという方は 是非行かれたら良いのではと思います。



入口を入って直ぐの所は 「沖縄の駅ちゃんぷるー」と呼ばれる無料エリアです。
屋根があるので雨でも安心して楽しめます。
無料エリアは、昔ながらの赤瓦屋根の家に昭和の時代を折衷させた 作り物的な感じはありますが
ここではお土産はもちろん、紅型の貸衣装を着て記念撮影もできるほか
フードコートにもなっており 食事を楽しむことも可能です。



観光が主要産業となっている沖縄県だけに
地酒などお土産もかなり充実している印象を受けました。



入場券を買って 琉球村の有料エリアに入りました。



有料エリアに入ると、
築約120年位の赤瓦の琉球伝統的古民家を 沖縄各地から移築保存して昔ながらの村を再現しただけに
家屋に作り物的な感じは全く無い重厚感がふんだんに漂います。





家々の幾つもが国登録有形文化財となっています。





この高倉が旧島袋家で国登録有形文化財・築約120年です、
1982年名護市羽地より移築した豪農屋敷ですが、
このような古い家を移築し 綺麗に再現させているのには感心しました。







村内は 赤煉瓦の屋根に魔よけのシーサーが立つ沖縄らしい古民家や 





製糖工場、窯場などが建っています。





時間がゆっくりと過ぎているように感じ、
どこからか沖縄の楽器である三線や太鼓の音が聞こえ、昔にタイムスリップしたかのようです。





カメラ好きで 沖縄らしい風景の写真撮影を短時間で集中的にしたいならば 
沖縄本島では琉球村がやはりイチオシでしょうね。





古民家の中は手作りの工房になっており、
琉球舞踊の衣裳に使われる紅型染色や藍染、織物、南蛮焼きの陶芸など
沖縄の伝統工芸体験もできるので 時間があれば体験してみるのも一興です。
(但し 織り上げた花織りや紅型のテーブルセンター、さらにシーサーの絵付けなど
 仕上げまでに3時間程度を要するコースも多いので 時間に余裕を持って....)



冬でもブーゲンビリアが咲き、南国の花が咲き誇る園内は、沖縄らしさに溢れます。





園内を散策すると起伏や池があり 景観的にも様々な彩りがあるので 退屈はしないはず...。





砂糖舎では昔ながらの製法を継承し 丸太を水牛に引かせてサトウキビの絞り汁にし、



それを小屋で煮詰めて撹拌、小さな容器に固めて販売しています。
(時間帯によっては見れない場合もありますので注意)



この他に、村内の一番奥側には、ハブセンターがあります。
沖縄本島をはじめとする琉球列島にはハブが棲息していますが
ハブのショーは 近年は動物愛護法によりハブとマングースを闘わせることはないようで、
子供から大人まで楽しめるような形でハブやマングース、他のヘビの説明をしてくれます



沖縄の伝統舞踊・エイサーの実演もあります。
琉球らしい衣裳を身に纏った若者たちが、エイサーの太鼓と音と踊りで 華やかに弾け
個人的には琉球村でこれが一番の見所だと感じました。
エイサーを楽しむならば 琉球村と同じような施設でおきなわワールドもありますが、
おきなわワールドは 都会・那覇のイケメンスタッフ比率が高い「ショー」といった感があり、
こちらの琉球村は地元のスタッフがやっている感があり 等身大の沖縄の若者を見届けられます(笑)。



最後は皆で両手をあげて踊りましょう! との呼び掛けがありますが
これもまた良い旅の思い出になると思います。



エイサー以外にも色々な舞踊や島唄ライフなどを行っており、楽しめると思います。


【琉球村の風景を動画でもお楽しみ頂けます】



ガジュマルの木の周りにも赤瓦屋根のお土産店があります。
琉球村の園内はどこをとっても絵になる風景!
やはりお土産はこんな風景の中で購入した方が良い思い出になるのでは....。









公共の交通機関で琉球村に行くには 那覇市内からだとバスでかなり時間を要すると思いますし
国頭郡恩納村山田という地区は 国道58号線から少し離れた本当に片田舎なので
やはりレンタカーの利用が得策だと思います。

住所
〒904-0416 沖縄県国頭郡恩納村山田1130

公式サイト
http://www.ryukyumura.co.jp/







A&W牧港店でルートビアとハンバーガー

2016年07月08日 00:00



沖縄県浦添市の国道58号線沿い 牧港の交差点にA&W牧港店があります。



ここは沖縄の米国統治時代からの ロードサイド型バーガーショップの元祖で、
マックの日本到来前から存在していました。
建物や中の雰囲気も古き良き1960年代のアメリカが感じられます。



そんな店が持つ雰囲気と ルートビアとハンバーガーを味わうべく 
このお店に立ち寄りました。



車で行って ドライブスルー利用も可能ですし、車で注文して車内で飲食も良いのですが
せっかくなので店内で飲食しました。



A&Wは米国のハンバーガーチェーンで 日本では沖縄でしか展開していません。
1919年に、ロイ・アレン(Roy Allen)が、カリフォルニア州ロディで、
ルートビアスタンドを開店したのが始まりです。



沖縄の人達はA&Wを「エンダー」と呼んでいるようですね。



ルートビア
ハーブ(14種類の薬草)入りノンアルコール炭酸飲料で 最初はサロンパス臭がありますが
すぐに慣れて癖になります。沖縄の温暖な気候だから合うのかもしれませんネ。





店内では キンキンに冷えたジョッキでのルートビアのお替わりは自由です(セルフサービス)



この店で最も高い「A&Wバーガー」650円 を注文。
ビーフ、トマト、レタス、オニオンリングそして濃厚なクリームチーズにペッパーポークが入った豪華版です。



ハンバーガー自体は意外にも大雑把というか薄味。 マックの方が味が濃いと感じます。
でもこれが本来の米国のハンバーガーの味なんでしょうネ?!





A&Wグッズ(Tシャツや帽子、キーホルダー)も 牧港店の店内で売られています。



当時の沖縄の人々にとっては ファストフードレストランは豊かなアメリカを思わせたのでしょう。
このダイナー風の造り... 沖縄A&WのHPにはドライブインの維持を求める声が多数寄せられるとか...。



日本初のファストフードレストラン「A&W」は、
米軍統治時代にやって来たアメリカ黄金期のアメリカ人が 
置き土産のように残していったのですが
沖縄人はそれを受容し、自らの生活文化に吸収し 取り入れたという訳ですね。

本土のファーストフード店ではおそらく無いと思われるドライブイン方式、
沖縄に観光旅行に行く際には是非行ってみて下さい。







沖縄本島南西部の旅

2016年06月08日 00:00



沖縄本島南西部の旅は レンタカーを事前予約していたので 
那覇空港からレンタカー会社への送迎バスで移動
Nレンタカーの貸出場所は 那覇市奥武山町の明治橋付近(国場川河口) 国道331号沿いでした。
Nレンタカーは元々ホンダ系だけに ベーシックカーで予約するとFITを貸してくれました。



それで、お昼ご飯は エメラルドの海が見えるカフェで食べようという事で
那覇市内から沖縄本島南西部 南城市に向かい「カフェくるくま」へ....



この近辺は雰囲気の良いカフェが多いエリアだそうですが、
観光雑誌やウェブサイトではロケーションのいいカフェ として紹介され
席数の多さと広々とした裏庭から見える美しい海の景色が良い... という意見を参考に
「カフェくるくま」を選びました。
高台に位置しており 結構細めの道をうねうねと上がって行く感じです。





美しい太平洋を一望できます。



一番人気という「くるくまスペシャル(1570円)を注文しましたが
本格的な香草たっぷりの3種のカレーと チキンの付いたセットはボリュームたっぷり









他の観光客と同様、私も写真をたくさん撮りました。
天気が良く風が強くない日は、外の席で食べるのも良いと思います。
待っている間に化石を見たり売店を見たり、庭を散策したりと時間は潰せます。



ニライカナイ橋
「カフェくるくま」の近く 国道331号線を走ると絶景のニライカナイ橋があります。
太平洋を一望できるU字型に湾曲した橋で、
トンネルを抜けたとたんに絶景が目前に広がるので その景色には感動します。



近年は沖縄の新ドライブ名所ともなっています。



斉場御嶽
ニライカナイ橋を降りて すぐの所に世界遺産・斉場御嶽(せーふぁうたき)があります。



斉場御嶽は 琉球王朝時代には国家的な祭事が行われてきた沖縄を代表する聖地です。
その信仰はその後も絶えることなく、現在も聖なる空間として手厚く守られています。
(斉場御嶽については 後日の別記事で詳細をUPする予定です)



知念岬
斉場御嶽の下側(海側)には知念岬があります。



知念岬からは太平洋のきれいな海が眼下に広がり、晴れた日は景色と心地よい海風に癒されます。
岬の先端からは南部の大海原と 沖に浮かぶ神の島と呼ばれる久高島が望めます。



園内には東屋や遊歩道があり、心地よい海風に吹かれながら散策しました。



海風がパラグライダーをするのに好適なのか 楽しんでいる人も多かったですね。



5月に行ったところ 気持ちのよい風が吹き 
一面にレンゲの花が咲いており癒されました。





知念岬の公園自体には 特に売店とか遊具 自販機などはないのですが 
知念岬入口=世界遺産・斎場御嶽入口でもあります。
バス停と隣接して南城市観光案内所と、お土産屋や飲食できる場所があるので そこに立ち寄ると良いでしょう。






徳島県南端 海陽町に行く

2016年05月09日 00:00

四国でも徳島県は 我々山口県人にはあまり馴染みがない県ではありますが
地図を見て まだ踏破していなかったJR牟岐線に乗って 
徳島県南端の海陽町海部まで行ってみました。



徳島以南に足を踏み入れるのは初めて、JR牟岐線の終着駅 海部まで乗りますが 
約80㎞もあるので「特急むろと」号を利用します。
但し沿線で市制を施行するのは小松島 阿南だけなので 特急は僅か3往復しかありません。
JR四国の主要路線は高速化改良が進んでいますが 牟岐線は未だで 
特急用車両もキハ185系の短編成(2両)です。





那賀川を渡る鉄橋からの風景



阿南市の阿南駅を過ぎるとローカル色濃厚となり 乗客も一気に少なくなります。





牟岐線は所々で太平洋を望むことが出来「阿波室戸シーサイドライン」の愛称が付けられています。







特急は牟岐に到着 牟岐線はかつてはここが終着駅で
「特急むろと」号の運転も牟岐まででした。この先の海部までは普通列車に乗換です。



牟岐線は昭和48年に 牟岐~海部間が延伸したのです。
本来は高知県の室戸を経て 高知方面とを結ぶ計画だったようですが
さすがに遠大な計画だけに頓挫してしまったようで 
現在は第三セクターの鉄道が 高知県の入口である高知県東洋町の甲浦駅まで結びます。 



海部駅に到着しました。相対式ホーム2面2線を有する高架駅です。



昭和48年に開設された駅だけに 比較的新しい感じのする駅で
高架下の駅舎には、海陽町観光案内所があります。
実は海部駅からは 高知県の東洋町の甲浦駅まで 阿佐海岸鉄道が延伸していますが
JRではないので乗車は断念しました。



海部駅北側の牟岐線上に 鉄道ファン仲間では有名な 町内(まちうち)トンネルが見えます。
このトンネルは当初は山を貫いていましたが、宅地開発などで山が切り崩された結果、
現在のような 構造物のみのトンネルとなり 一躍有名になりました。

海部駅ではレンタサイクルもあり、1日200円で利用可能です。
駅を出ると 周囲は個人経営の店舗が点在し、その東には神社や漁港があります。



海陽町は平成の大合併で 海部郡の海南町、海部町、宍喰町が一緒になったもので
ここは旧海部町の主邑だっただけに 海部川の南側に小さな漁港町が開けています。



「ピア海部」というスーパー

海辺まで散策をしてみました。



海部川の河口付近。
この付近は10フィートの波が立つというので、サーフィン場所としても名高いとか...。



碧い海










鞆奥港
南国らしい温暖な気候からくる緩やかな雰囲気が いたる所に漂っています。
漁船を見ると やはり沿岸漁業が中心のようで、
ブリ、アジ、イワシ、スズキ、ヒラメなどの漁獲が多いとか。

鞆奥という地名は 鞆浦と奥浦という両地区を総称して呼んだ地名なようで



 海岸部に位置する 歴史が古い漁村集落が鞆浦。



 国道や海部駅のある付近が奥浦。



海運の衰退と鉄道路線の開通によって 海部町の中心も鞆浦から奥浦へ移行した感があります。



鞆奥港に行く途中には、阿南室戸歴史文化道があり、
「みせ造り」と云われる 赴きのある町並みが残ります。
太平洋に面した漁港だけに 家屋には板壁が多く漆喰は殆どありません。



藩政時代には ここから木材、木炭、茶、和紙、椎茸などを大坂へ積み出したようです。
雑然と建て込んだ漁師町らしい佇まいに 歴史を感じます。



古い町並みといった感じの旧家が並んでいます。ひっそりとした静かな漁村です。


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予土線・トロッコ列車の旅

2016年04月09日 00:00



全国のJR線区には さまざまな個性ある路線がありますが
皆さんは トロッコ列車を利用した経験はあるでしょうか?

車好きであり 鉄道好きである私は 西日本のJR線区の大半は踏破しましたが
いわゆる企画列車の類は 本業の休日とダイヤが上手く噛み合わず 殆ど利用した事がなかったのです。
殊に トロッコ列車が運転されるような線区は 辺境に位置し、(失礼)
過疎ダイヤでもある事実から 今回のトロッコ列車の旅が 生涯初めての利用となりました。



四国南西部 伊予(愛媛県宇和島)と土佐(高知県窪川)を結ぶのが 予土線。
沿線に名だたる観光地や大きな町はなく 典型的な赤字ローカル線である事が分かります。
路線距離76.3km、輸送量の少ない全線非電化の単線で 特急列車の運転は皆無です。 

そんな中で 日本最後の清流・四万十川に沿って走る路線である事から
昭和59年 日本で最初にトロッコ列車が運行されるようになりました。
以来、春から秋にかけて「清流しまんと号」・「清涼しまんと」・「四万十トロッコ」・「しまんトロッコ」などの名称で 運転されています。

トロッコ列車の運転歴が長いという事は 
経験も豊かで 観光案内も手馴れていると期待して(^^)
高知県の窪川駅から 予土線「しまんトロッコ」号に乗ってきました。











車両は日本初の元祖トロッコ列車となるトラ45000形で、無蓋貨車を改造したもの。
気動車に連結されて予土線を走ります。
路線距離76.3kmを2時間半かけて走るのですから 
“時間を預けてスローな旅を愉しむ”というスタンスで 乗り込むべきでしょうね。



予土線は日本最後の清流・四万十川に沿って走る路線である事から、
「しまんとグリーンライン」の愛称が与えられています。



「しまんトロッコ」号
トロッコ車内にはテーブルと座席を設置。席は40席。
JR九州などの車両デザインを手掛ける水戸岡鋭治さんによってリニューアルされています。



【「しまんトロッコ」号】 動画でもお楽しみ頂けます。

列車内は 職員が沿線の観光案内を行い 車内を和やかに盛り上げて下さいました。
 




パンフレットも用意され この辺り JR四国の力瘤を感じさせてくれます。







「しまんトロッコ」号は 乗車券だけでなく座席指定券が必要です。
(座席の空席状況は JR四国公式サイトで確認できます)
予土線界隈にはみどりの窓口が存在する駅は 窪川と宇和島だけなので
宇和島以遠の松山方面に 特急乗り換えで利用される場合は 車内で特急券など購入する事になります。



清流・四万十川は大きく蛇行するのですが 
それに対し予土線の線路はトンネルと橋で一直線に進むため、
幾度も四万十川を串刺しにするように渡る事になり 
左右の車窓に川の流れを楽しむことができます。



それというのもこの予土線は 北宇和島~江川崎は昭和28年の開通ですが
江川崎~窪川は昭和49年の開通で カーブの少ない高規格路線になっているからです。
したがって窪川~江川崎までは 快調な走りを見せてくれました。

ちなみに予土線が開通するまで 四万十川を沿って走るバスで窪川~江川崎に3時間要していたとの事で、
それを予土線は55分に短縮して繋いでいます。
赤字ローカル線の廃止に前に 考えておきたい事がありますよね。



非常に眺めの良い絶景が続き、この区間では写真を撮る人も多かったです。



ところで 四万十川が 何故日本最後の清流と呼ばれるのか?!
本流に いまだに大規模なダムが建設されていない事と、
河川法上で旧来は 渡川が正式名称だったものが 
平成6年7月25日に「四万十川」と改名され 一級河川の名称変更はこれが初めてだったので
この川が「日本最後の清流」として、全国的に有名となり認知されているからだそうです。



四国第一の川といえば 吉野川を思い浮かべる人が多いと思いますが
四国最長の川は実は四万十川なのです(全長196㎞)



国道よりも少し高い位置を走っている所が多いです。



沈下橋と川、そして周囲の山並みの醸すのどかな景観は、四万十川の代名詞といえましょう。
沈下橋は本流だけでも22本と沢山あり 高知県では生活文化遺産として保存する方針のようですが 



台風などで崩壊寸前の橋もあるなど
まさにここは辺境の地だけに 手つかずのままが残されているという感じ...。









「しまんトロッコ」号の運転は 高知県最後の駅・江川崎までとなり
それ以北はトロッコが取り外され 単行気動車のみの形で 宇和島まで向かいます



江川崎以北は 軽便鉄道であった名残から低規格で非常にカーブが多く、
この区間の列車は極度に低速で運転されており 思わず眠くなってしまいました(笑)



宇和島に到着しました。
ド田舎ばかりを走ってきたから一寸した都会に見えます。

予土線トロッコ列車の旅、列車のワイドな車窓を楽しめて
車内を爽やかな風が吹き抜けるのにも大いに満足できました。
欲をいえば 列車内にトイレがあれば便利かもしれませんね。