厚母の大仏

山口県下関市・川棚温泉の近くにある“厚母の大仏”に行ってきました。
この情報をメールでお寄せ下さったのは 宇部市にお住まいのM田さんで
毘沙の鼻(本州最西端)と併せて行ってきました。どうも有難うございました。

場所は下関市豊浦町厚母郷で 判りにくい位置かもしれませんが
黒井村駅と梅ケ峠駅の中ほど 国道191号線沿に表示が出ています(上写真参照)。


この大仏は 国指定重要文化財(昭和4〜25迄は国宝)に指定されており
楠材の寄木造りの大仏、上品下生の印を結ぶ阿弥陀如来です。
像の高さは269cm (これを丈六仏と云います)
平安時代末期に造像されました。その割に破損も少なく
当代有数の様式を具えた技巧など 見るべきものがあります。

この大仏の特徴に 膝張りと膝高の比率関係が 他所と異なる点が挙げられます。
一般の仏像は 膝高を1とすると 膝張りが5の割合ですが
厚母の大仏は 膝高を1とすると 膝張りが5.4の比率になっているのです。
大仏なので 下から仰ぐケースが多い事をふまえて
頭と膝の割合が崩れてしまい 頭が小さく見えるのを防ぐ工夫からです。

こちらの大仏が鎮座している大仏殿は 2002年(平成14)に新築されました。
建物もこの地域の土塀やその風景と一体になるような設計思想で
外壁には地元の土を固めた1500個もの 版築ブロックを積上げる
我が国初の工法が採用されています。
川棚温泉 そして本州最西端の毘沙の鼻 の中間に位置しますので
機会があれば立ち寄られては.....。
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